看護師不足が起こる背景

看護師不足が起こる背景

病院など医療の現場では看護師の存在は不可欠です。でもその看護師が不足していると言われてから久しくたつようになりました。

現在でもまだ看護師不足は全国的に解消されておらず、どの病院でも 看護師を高待遇で迎えるようになっています。

こうした看護師不足はなぜ起こったのでしょうか? 看護師になるためには看護学校などで専門の教育を受ける必要がありますが、 そこを卒業すれば国家試験に合格することはそれほど難しくはありません。

一度資格を取得すれば一生看護師として活躍し続けることができますし、 就職もしやすいことから看護師は人気の職業でもあります。 決して看護師をめざす人が少ないわけではないと思われます。

これまでにも日本で看護師の過酷な労働環境が問題とされ、 いろいろな対策がとられてきました。

たとえば1960年代には、夜勤の負担を減らすために1ヶ月の夜勤は 2人以上で対応し、回数は8回以内と決められました。

また1980年代には、むやみに病院を増やさず病床数を規制する法改正が 行われましたが、この法令が施行される直前に開業する病院が相次ぎ、 その結果看護師が不足してしまうことになりました。

つまり看護師の労働環境を改善するために法改正などの対策を行っては いるものの、他の要因で看護師不足の問題が浮かび上がってしまうのです。

さらに2000年代に入ってからは看護師の配置が7人の患者につき1人と 決められたこともあり、病院側は多くの看護師を雇わなければならないことに なりました。

日本は人口に対する病床数の割合が諸外国と比べて多いそうで、その分 看護師の数も必要とされます。

看護師はたいへんやり甲斐のある仕事で、将来的にも安定した職業です。 でも夜勤があったり、少しのミスが患者の死亡事故につながるなど とても神経を使う仕事でもあります。

看護師の労働が過酷になり過ぎないよう、法律もバックアップしてくれて います。子育て等で一度現場を離れてしまった看護師でも復帰できるように 体制を整えている病院も数多くあります。

こうした環境が功を奏し、看護師不足が解消されることが望まれます。